CSエプロン 開発ストーリー

CSエプロン サムネイル

電話して、送って、また聞いて。
1枚ずつ、信頼を積み重ねた。

CSフィルムという新素材の用途開発 
厨房用エプロンの活用を企画、試作・改良・製品化 
現場の声を反映し、S / M / L展開+改良タイプも開発 

CSフィルムという新しい素材の可能性を探るなかで生まれた、厨房用エプロン。
その裏には、試作から販売、在庫管理までを一人で担った担当者の奮闘がありました。

CSフィルムという新素材の用途開発を進めるなかで、あるとき、「厨房用のエプロンに応用できるのでは」というアイデアが浮かびました。定期ミーティングで議論を重ね、設計・試作・改良を繰り返し、ようやく製品化にたどり着いたのが、CSエプロンです。

当時、甲賀高分子には厨房機器の製品展開がほぼなく、営業体制も整っていない状況。それでも、このエプロンの可能性を信じて、大阪物流センターに勤務する担当者が立ち上がります。 

食品加工業者をリストアップし、1件ずつ電話でアプローチ。現場にサンプルを送り、評価の声を聞いて、さらに改善を重ねる。そんな“手売り”のような地道な活動で、販路を広げていきました。 

サイズ展開も現場の声から。お客様のニーズに応じてS・M・Lの3サイズを用意。さらに「裾を補強してほしい」「首に負担がかかる」というフィードバックをもとに、タスキ掛け仕様の改良版も開発しました。 

素材や使用感も高く評価され、業界メディアに取り上げられるほどの製品へと成長。
ひとつの製品が広がっていくその裏側には、現場の声に耳を傾け続けた担当者の努力と、粘り強い信念がありました。