アグリ関連 開発ストーリー

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まずは畑に入って、声を聞いた。

そこからすべてが始まった。

農業・酪農分野での新規販路開拓、現場ニーズの把握 
実際に畑や牛舎に足を運び、生産者のお困りごとをヒアリング 
高分子資材による提案が評価され、アグリ分野での事業展開を確立

工業用資材のイメージが強かった甲賀高分子。
そんな私たちが農業・酪農分野に踏み出すきっかけは、
営業メンバーの「現場に行って話を聞いてみたい」というひと言でした。

これまで甲賀高分子が主に関わってきたのは、製造業や建築業などの工業分野。 

しかし、滋賀県という土地柄もあり、「農業や畜産の現場にも、私たちの素材が活きるのではないか」という想いで、新たな挑戦が始まりました。 

まず動いたのは、若手営業メンバーたち。 

農業に携わったことのないチームでしたが、酪農家や農業法人を一軒一軒訪ね歩き、「どこに困っているのか」「現場ではどんな工夫をしているか」を丁寧にヒアリング。ときには会社の土地で畑を耕したり、牛舎に入ったりして、生産者の目線を自分たちのなかに落とし込んでいきました。 

「本当に作物を育てるって難しい」 

「やってみて初めて、現場の人の気持ちがわかりました」 

そんな言葉が飛び交うようになったころ、アグリ分野での成果が現れはじめました。自社の技術力を活かした軽量・高強度の輸送パレットの開発はもちろん、協力会社との連携により、畜産分野のサイレージフィルムや野菜用フィルムなど、現場の課題に応じた最適なソリューションを提供できる体制が確立していったのです。 

農業における甲賀高分子の取り組みは、まだ道半ば。 

でも、「まず話を聞いてみよう」「現場に入り込んでみよう」という姿勢を大切にしながら、私たちは今も、アグリビジネスの領域を広げ続けています。